漫画喫茶

いやーマジで。かなりハマってます。
 
「何に〜?(読者の声)」
 
何にってあんた、漫画喫茶に決まってんしょ!!
 
「おそ〜〜〜!(読者の叫び)」
 
という訳で、何を今さらという読者の声も聞こえてくる訳ですが、今さら漫画喫茶にハマってしまいました。
というのも、今までほとんど漫画喫茶って行った事なかったんですよ。
ほら、漫画喫茶ってサラリーマンが時間潰しに使ったり、若者が終電終わっちゃって帰れなくなった時に使ったりするものでしょ。
そのどちらにも僕は当てはまらなかったんですよ。
サラリーマンと違って外で時間を潰さなくちゃいけない状況がないし、渋谷とか新宿とかで飲んでて終電無くなっても、場合によっては歩きとか自転車で帰れちゃうしね。(飲酒運転は駄目よ)
 
という事で、今まで漫画喫茶を利用するシチュエーションそのものがなかった訳ですね。
 
しかし、今年(2004年)始めにキャンペーンで名古屋に行った時のこと、なぜか仕事と仕事の合間に2時間3時間空くってことがザラだったんですよ。
名古屋だとこういう場合多くのミュージシャンはパチンコに繰り出すんですが、ここで自分内自分が「ちと待てよ!」と。
せっかく地方で2時間も空いたんなら、ここはひとつ世間で「マンキツ、マンキツ」言われて盛り上がっとる例の『漫画喫茶』いう娯楽施設に顔出してみるゆうのもえーがねー!
などと、全くどこの方言なのか、さっぱり分からにゃー言葉で語りかけてきた訳だがや。
 
そかそか漫画喫茶か!と、素直に自分内自分(出身地不明)の声を聞き入れ、初めてのマンキツへと行った訳です。
そしたらそこで読んだ『20世紀少年』が面白いの面白くないのって、どっちなんじゃー!!って位面白かったわけですよ。
まあ、漫画喫茶そのものには別にそれほど感動も驚きもなかったんですが、とにかく20世紀少年の面白さにつられて、なんとその日の内に移動先の神戸でまたマンキツに行ってしまったのです。そしてその次の日にもまた神戸でマンキツと、2日のうちに2都市3店鋪もマンキツをはしごしてしまった訳です。
 
(まあバッファローウィングスの時も、そして定期的に来るラーメンブーム・カレーブームの時もそうなんですが、とにかく一回ハマると連日昼夜行ってしまうのが僕のおかしなとこなんですけどね)
 
で、そういうしている内に、なんかこう漫画喫茶の持つ独特の空気そのものを結構好きになってきたんですね。
なんか異様でしょ、あの状況って。みんながすっげー狭い部屋に入ってジュース飲んで漫画読んでて、そんな中で朝まで寝てる女の子もいれば、カウンターでカップラーメン作ってるサラリーマンもいてさあ、でも基本的にみんな無口で静かみたいなね。
居酒屋で朝までみんなで飲んでるとかのほうが、ある意味ぜんぜん健康的だよね。
 
でもあの異様な空間が妙に気に入ってしまいましてね、名古屋でのマンキツ初夜以来(かなり卑猥な響きですが)すっかりハマってしまったんですよ。
 
今では家からわざわざマンキツに行って、眠くなると帰って来るっていう、普通の人と全く逆の利用法をしています。
そして今は福本伸行の漫画を全部制覇しようという目論見を立てているのです。