バッファロー・ウィングス

最近バッファローウィングスにハマってます。バッファローウィングスっていうのはアメリカの鳥料理なんだけど、まさにジャンクの極みみたいな料理なんだよね。揚げた鳥の手羽先に酸っぱ辛い(ここ重要)ソースをからめてる、まっ赤な色したジャンクフードなんだけど。お好みでブルーチーズのソースをつけて食べるんだよね。それとなぜか必ずセロリがついてきて、これもブルーチーズのソースにつけて食べる。
 
これ、要は手羽先なんで手づかみじゃないと食えないんだけど、食べすすむにつれ手はベチョベチョになるし、まっ赤なバッファローウィングに白いブルーチーズソースをつけるから、なんか見た目にもホントグチャグチャなのね。こんな汚らしい食べ物はないぞ!!って位おぞましい物なので、間違えても始めてのデートで彼女とバッファローウィングを食べに行くなんて事はアメリカ人もしないでしょう。
 
そんな見た目にも恐ろしい食べ物なんですが、俺これ大好きでね。ちょっと前まではアメリカ行くとハンバーガー食わないと気が済まなくて、その後はスペアリブだったんですけど、最近は絶対にバッファローウィングス食わないと気が済まなくなってるんですよ。
 
今回の旅行ではN.Y.〜LAS VEGAS〜L.A.と、なんと3都市にまたがって4日連続でバッファローウィングスを食べました!!(ほとんどTVの企画みたいだね)。まずN.Y.では『Pluck U』っていうファースドフード的な店で食いまして。この店は2年前に友達に連れてかれて、あまりのジャンクさにハマってしまい、今回はわざわざN.Yの街角から日本に国際電話して店の名前とかを確かめてまで行ったのでした。味の方は相変わらずジャンク過ぎて素晴らしいです。とにかくまっ赤なウィングスをブルチーズにジャブジャブ付けて食べる。そして合間にセロリをかじる、これがうまいんだよね。ソースが足りないという人向けに赤いソースもブルチーズソースもエキストラで頼めるんだけど、すでにタップリ過ぎるくらいかかってるのに、更にソースを頼むアメリカ人って一体なんなんだ??って感じですよ。ちなみに今回僕が行った店鋪は、あの『グランドゼロ』から歩いて5分もしない目と鼻の先にあるとこでして、よくぞテロでも生き残ったなバッファローウィング!!ってな場所です。
 
ベガスではカジノ『PARIS』のレストランで朝6時だっつーのにビールにバッファローウィングを頼んで、我ながらやり過ぎだなって感じだったんですが、しかしこれはマジでマズくてね、駄目でしたね。まあ朝の6時にベガスでバッファローウィングを食べようって事自体がそもそも無茶だったんだね、要は。
 
L.A.には夜に着いたんでレストランとかもやってなく、たまたまやってた『FAT BURGER』に入りました。ここは当たり前ですが名前の通りハンバーガー屋さんなんで、普通にハンバーガー頼もうと思ってたんだけど、よく見てみたらカウンターの奥に『BUFFALO WINGS』の文字が!!こりゃー頼むでしょ!!って事でオーダー。元々がジャンクフードなバッファローウィングスだけに、ファーストフード店で食ってもうまいんだよね。という事で、ここのバッファローウィングもとてもジャンクでうまかったです。
 
そして次の日はアメリカ人の友達が「L.A.で一番美味しいリブの店に連れてってやる!!そこにはうまいキチンウィングもある!!」っていうんで、わざわざ車で30分位かけてバーバンクへ。その名も『RIBS USA』(すごい名前!!)、とにかく豪快な店で、床は無数のピーナッツの殻で覆われています。っつーのも入り口で好きなだけピーナッツを取り放題なんですが、みんなどんどんピーナッツを食べてはその殻を床に捨てるもんだから、足元には無数のピーナッツの殻がまき散らかされているという訳です、強烈!!
 
でもってメニューには『America's #1 Hot Chicken Wings』の字が!!なぬ!?アメリカで一番うまいチキンウィング!!これはすごい!!。思えばニューヨークの『Pluck U』のメニューにもニューヨークで一番うまいとか書いてあったけど、まあ皆さんすごい自信なのですねマジで。
 
とにかくここに来て遂に(自称ながら)アメリカNo.1のバッファローウィングに出会えるとは、なんという幸運!!と喜んで頼んだところ、マジでうまい!!。まあアメリカで一番かどうかは分りませんが、肉も柔らかく、味付けも辛さと酸っぱさのバランスがなんとも良い。ジャンクな魅力も残しつつ、1ランク上の味と言っていい感じ。(リブの方も柔らかくて美味しかった!)
 
という訳で3都市4日間に渡るバッファローウィングスの旅は見事『America's #1 Hot Chicken Wings』に辿り着いて終了という、まるで絵に書いたような、グルメ旅番組のようなエンディングで幕を閉じたのでした。ちなみに本当は最後の最後の帰国直前にもL.Aの空港でも食べようとしたんだけど、残念ながらロサンゼルス空港にはバッファローウィングスはなかったのです・・・。