アメリカの病気

今回旅行して思ったんですけどね、アメリカ人ってホント態度悪りーな!!と。
 
タクシーの運転手とかマジで、ものすごいですよ。一言も返事しないやつとか平気でいますからね。お店とかでも、サービス精神とか全くないんですよ、警察とかもね。まあ一概にアメリカ人全員がそうだとは思わないですけどね、少なくともニューヨークとかそういう都会のサービス業とかはホント態度悪いやつら多いですね。
 
日本とかだと、とりあえずお店入れば「いらっしゃいませー!!」が基本だし、例えば人とぶつかったりしたら「すみません」とか、そういうの当たり前じゃない。そういうのないからね、ニューヨークとか全然。コンビニとかもさ、売る気全くなしみたいな態度ですからね、ホント不思議だよ。なんでお前はそこまで偉そうなのか?と疑問に思いますよ。
 
以前ニューヨークで始めてバスに乗った時、乗り方が分らなかったんですよ、値段がいくらでどこで払うのかとか。でまあとりあえず乗った訳ですよ、で運転手に聞いたんだけど、その運転手本気で一言も答えなかったですからね、全く助ける気なし、ビックリですよ。前にシンプソンズのストーリーでリサが間違えたバスに乗っちゃって、行き先とかを運転手に聞くんだけど、運転手が全然質問に答えてくれないでブっきらぼうに『運転手には話しかけないで下さい』っていう張り紙を指差すっていうシーンがあったけど、あれギャグでも大袈裟でもなんでもなくて、ホントにそうだったんでビックリしたね。
 
話変わりますが、グランドゼロを見に行ったんですが、ちょっと衝撃でしたね、やっぱり。泣きそうになった。本当はあまり行ってもしょうがないなと思ってたんですよ、なんか観光地化してそうでいやらしいでしょ。遺族とかならまだしも、事件と関係ない俺みたいな観光客が興味本位で見に行くっていうのは、逆に失礼なんじゃないのか?と思ってね。でもまあみんなが絶対に行ってきなっていうんで、一応見に行ったんですよ。そしたらね、やっぱり衝撃だった、すごく考えさせられるものがあった。
 
何もなくなった広大な土地の横に無事に建ったままのビルがあるわけですよ。その両方を同時に見るとね、やっぱり衝撃なんですよ、こんなビルが倒れて今こうなったのか!!って思うとね想像の範囲を完璧に超えてますよ(実際はその周りにあるビルより何倍も高かったビルが崩れた訳だから、それこそすごいよね)。
 
最初は行くのもどうかと思ってた訳だけど、あればっかりは現場に行ってみないと分らないね。あの時の映像はそれこそTVとかで散々見た訳だけど、実際問題どれだけすごい出来事だったのか、というのは現場に行ってみないとホントの意味では実感できてなかった(といっても、事件から1年過ぎて俺があの場で感じた衝撃は、おそらくその時ニューヨークに実際に居た人とかに比べたら何万分の一にもなんないかもしんないけどね)。
 
近くの公園とかには被害者の写真や平和を祈る張り紙・花飾り・折り鶴までもがガンガンに張られてて、ベトナム戦争中の反戦集会とかならまだしも、これが僕らの生きている2002年で、世界のビジネスの中心地で実際に目の前に広がってる光景かと思うと、なんか平和っていうのは常にそこにあるものなどではなく、我々が声に出して望まないといけないものなんだなとつくづく思いました。
 
さてさて、そんなピースな気持ちいっぱいになって、少なくともグランドゼロの付近ではみんな「お互い助け合って平和な世界を作ろう!」みたいな空気が感じられたんですが、そっからちょっと移動してコンビニに入ってみると、もう本気でまた態度悪いんですよ!!助け合いの精神なんてまるでない。アメリカ人よ、一体君らは何を学んだんだ!!と言いたかったですね。テロ反対!!アメリカ万歳!!と叫ぶのはいいけどね、ホントの平和って普段の身の回りから始まってくもんじゃないのかな?
 
ここら辺の矛盾がね、アメリカの病気だと思うね。