ベガスの熱い夜

まあなんつったってベガスだよ!!。ベガスっていうのは本当にすごい街だよ、何がすごいってここには本当の意味では何にもないんだよね、そこがすごい!!。そもそもベガスっていうのは本当に砂漠だったところに人工的に賭博街を作った訳で、そういう意味で本当にここにはそもそも何もないのだね。じゃあ一体ベガスになんであんだけの建物やカジノやレストランなんかがあるのかというと、それはもう全部人間の欲なんですよ、つまり。人間の欲望のみで形成されている街、それがベガスなんだね。だから逆に人間の欲に最も近い所にあるエンターテイメントであったりアミューズメントの類はこの街が世界で最も進んでいる。
 
欲というものの善し悪しについては長くなるだろうからあえて触れないけど、とにかく我々が多少なりとも欲を持って生きている以上、このベガスという街はやっぱある意味No.1な街でもあるんですよ。まあラスベガスに対してそんな深い説明をする事自体「野暮」というものでしょう、とにかく砂漠のまん中に突如人間の欲望のみで出来た街があるんだから、そりゃー楽しむしかないっしょ!!
 
ベガスで勝つというのは基本的には至難な技でして、まあそうじゃなきゃあんなでっかいホテルがいくつも建つ訳はないんで、ホテルの数だけ、ネオンの明るさだけ、そこには負けた人達のお金がある訳で、そう簡単には勝たせてくれないよ、やっぱ。でも僕は近所のパチンコ屋より実はベガスの方が勝とうと思えば勝てるという気がするんだよね。ちなみに僕自身は日本ではほとんどギャンブルをしないので、日本のパチンコ事情とか競馬事情には全然詳しくないのだが、そんな僕がベガスではここんとこ結構勝ってるんだよね。
 
なぜベガスの方が近所のパチンコ屋より勝てるんじゃないかというと、今ベガスは完全に観光地化してるんだよね、ベガスのカジノの全収入の内どの位がいわゆる観光客の金なのかは分からないけど、かなり多くの人達が旅行で1泊するレベルの観光客だと思うよ。当然そういう人達は全然甘い訳ですよ、まあ1万円位使って運良く勝てたらラッキー!!負けたら負けたで経験代でしょう、っていう考えでしょ。そういう人達が落として行くお金でベガスはかなり成り立ってると思うんだよね。じゃあ日本のパチンコはどうかっていったら、もちろんそういう暇つぶしレベルの客もいるけど、どちらかといったらマジでやってる人の方が多いでしょ。少なくともベガスのように観光客がフラっと入って500円〜1000円とかを使っていくっていう環境ではない。パチプロとまではいかなくても、それなりにマジな人達が通い詰めてやってるでしょ。
 
ベガスのカジノにしろ日本のパチンコにしろ、単純に考えて一つのお店がお客に出せるお金のパーセンテージっていうのは決まってるでしょ、つまり一日で1000万円お客達が使ったとしてその中の何%をお客に返す(つまり当てさせる)かというのは当然決まってる訳ですよ。そのパーセンテージでお店の経営は成り立ってる訳だよね。
 
まあとりあえずベガスのカジノと日本のパチンコでそのパーセンテージが同じだとするよ、例えば1000万円のうち300万円がお客に戻るとする。これは言い方を変えればその300万円をお客達はみんなで取り合ってるという事でしょ。つまり我々はパチンコ屋だったら台の釘の具合を見たり、朝一番で並んだりしてその300万円の中からなるたけ自分が多く取ろうとぎゃんばってる訳でしょ。しかしどんなに客全員がぎゃんばったってその300万円が400万円になる事はないんですよ。お店サイドもそんなに甘くはないんですよ。そう考えるとパチンコにしろカジノにしろ、一見「自分VS店」とか「プレイヤーVSディーラー」っていう感じがするけど、実はもう我々サイドの取り分というのは決まってて、その中から自分がどれだけ取れるかという、つまり客同士の取り分の争いなんですよ。
 
さてさてそうやって考えると、客はみんなライバルという事になる、儲かるやつがいれば損するやつがその何倍かいる訳でしょ。そうやって客同士をライバルと考えた時に断然ベガスの方が素人観光客が多いんだから、実はそこらのパチンコよりぐっと勝てる可能性は高くなると思うんだよね(もちろん自分が観光客以上の実力を兼ね備えた場合の話だが)。パチンコ屋で勝とうと思ったら、それこそ毎日通ってる常連のおっさんや、朝から並んでる学生・暇で暇で一日中いるお婆ちゃん・外廻りと称してパチンコ屋でダラダラしてるサラリーマンに勝たなくちゃいけない。それはちょっと大変でしょ、彼らは有り余る時間を毎日パチンコに費やしてる訳だから。でもベガスだったら、ハネムーンや家族旅行でウキウキしている観光客よりちょっと腕を磨けば勝てる可能性はかなり高くなる。
 
実際、僕はここんとこベガスやアメリカ各地にあるインディアン居住区のカジノでかなり勝っている。決して僕に特別な技術があるわけじゃないし、もちろんイカサマをしてる訳じゃない。しかし少なくともただ観光とかで来ている人達よりちょっと考えて、一体どの店でどういうタイミングでどのゲームのどのディーラーにどの位の金を賭ければ勝てるか、そういう事を考えてやれば結構勝てるのだ。運任せという気がするスロットマシーンですら、ちゃんとその店の特徴やタイミングをつかめればけっこう勝てると言ってもいいだろう、いや俺に言わせれば絶対勝てる!!と言ってしまおう。
 
さあ、じゃあどうやったら実際ベガスで勝てるのか。それは悪いけど教えられない(悪り〜ね!!)。というのもそれを教えたら俺自身の身辺が危なくなるからだ、、、、、、というのは嘘で(アッサリ)、ちょっとそれを説明するのは長くなるので僕と個人的に仲良い人は今度一緒に飲んだ機会にでも教えてあげるけど、ここに書くのはなんつーか大変手が疲れる、、、、、、、(またまた悪りーね!!)。まあそんなに大変な技があるわけじゃないけど、それを修得するにはやっぱりそれなりの場数が必要である。それゆえ、ここで教えてどうこうという事でもないだろうから教えられない、、、、、(また悪り〜ね!!)。もし「来月ラスベガス行くんでどうしても教えて下さい!」というんだったら教えないでもないが、しかしやはり全部書くのは手が疲れそうなので教えられない、、、、、(悪り〜ね!!)。「雄飛さん、俺本気で雄飛さんの事尊敬してるんですよ。だからぜひ俺に伝授して下さい!!」という男だったら、ちょっと教えてもいいかという気もするが、どの位尊敬しているかが今イチ怪しいので、やっぱり教えられない、、、、、(悪りーね!!)。
 
こんだけ長く色々書いてるんなら、最初っから勝つ方法だけ書きゃーよかったじゃないか!!という意見もあるかもしれないが、確かに最初からそうしていれば良かったかもしれないが、これからまた書くんでは更に長くなってしまうので、やっぱり教えられない、、、、、手が疲れる(悪り〜ね!!)
 
なんか世界中を旅してると本当に色んな生き方や考え方と出会って、正直何が良くて何が悪いのか分からなくなってくる。だからという訳でもないけど、ベガスな生活をしている人達もなんかそれはそれで(少なくともある程度稼いでからは)いいなあと思ってしまう。ベガスのホテルに住み、連日カジノや自分の部屋でトランプゲームを楽しむ。そこで勝ったからといってどうせ次の日またその金を賭けに注ぎ込むだけ。一瞬優雅そうで、実は何にもそこにはない、人間の欲のみの生活。それを決して素晴らしい生活だとは思わないが、男だったら人生の内少しの間はそういう欲のみの生活というのも必要な気がする。タイのビーチで過ごした一日中なにもしない生活、ただその日を過ごすというのみの一日。それとはある意味全く逆で、ある意味似た所もある。とにかく世界中には男なら1回経験すべき生活というのが、世間一般的な上下・善し悪しとは別に存在すると思うんだよね。男ならって言ったけど、女っていうのはそういう事をなぜか既に感覚で知ってる様なところがあって、全然分かってる生き物だと思うんだよね。でも男ってマジでアホだから、一度そういうのを経験してみないと分からない。男のしょーもない行為の数々を正当化する訳じゃないけど、男にはやっぱ必要だなあって思う事も沢山あるよね、世界には。そしてその一つがベガスですね。