世界の国へと飛んで行こう

ご存知の人も多いかと思うけど、僕は1999年後半から2000年前半という時代が1000年代から2000年代へと変わる重要な半年間、移り変わりの激しい日本の音楽シーンにおいてかなり異例の半年間お休みアーンド世界旅行!!というなんとも自由な活動をすることにしました。
 
もちろんそれには色んな理由があって、それはどちらかというとミュージシャン小宮山雄飛というより一人の男としての決断というか、まあそんな大袈裟な話じゃないけどね、一言で言えば「世界の国へと飛んで行こう!!」という事ですよ。言うならばこのHPでも常に表していた自由な感覚・生き方というのを我が身を持って実践した次第なんだね、スゴイだろ!!
 
そもそも僕は海外旅行が大好きで、正確に言うといわゆる観光旅行というよりは海外の知り合いの家なんかに長い間滞在するのが好きで、学生時代から結構夏休みともなると1ヶ月とかそういう単位で海外にいる事が多かったんだよね。そういう意味では昔からやっていた僕の自然な生活パターンを久しぶりに実行したに過ぎないんだよね。だから半年間活動停止!!とかそんな大袈裟な事ではなく「みんな自由に生きて、良い栄養を蓄えようぜ!!」くらいのもんですよ。海外に行くと特に思うけど、ホントみんな自由なんだよね。自由というのは別に好き勝手やってるって訳じゃなくて、みんな自分の好きな、自分に最も合ってるライフスタイルというのを持ってる。年中旅してる人、週末は絶対働かない人、必ずみんな昼休みをたっぷり取る国、自宅で好きな時間に仕事をしている人、とにかくみんな自分に合ったやり方をしてます。
 
日本だとなんかどうしても「これが普通」というのがある。でもアメリカとかにはそういうのはほとんどない。一人一人が自分に合ったライフスタイルで過ごしている。仕事に関しても「これはお仕事だから、、、」という感覚はあんまりなくて、あくまで自分のやりたい事をやりたい人とやっている。アーティストなんか特にそうで、やりたくない事はどんなにお金が入るとしてもやらないし、逆にやりたい事だったらお金なんか関係なくやる。それはすごく大事だと思う。もちろん全ての人がそういう生き方をしている訳じゃないけど、日本に比べたら全般的にそういう感覚が強いと思う。
 
つまり仕事や生活に関しても「俺はこの位の収入でいいから、その代わり友達と楽しく出来ればいい」という人はそうするし「俺は絶対アメリカ一の金持ちになってみせる!!」という人はそうすればいい、そこにどっちが上という概念は無い、どちらも自分のやりたい様にやっているのだから同じなのだ。それはすごく大事じゃない?日本はちょっとどっちが上とかって気にし過ぎだと思うよ。やりたい事をやってるヤツ、好きな人と一緒にいるヤツ、毎日が楽しいヤツ、そういうヤツが一番良いし結局一番強いと思う。
 
さてさてそんな訳で、僕もそういう自分に合ったライフスタイルの一環として世界旅行に出かけた訳です。そしてこれは基本的には一人旅です。あちらこちらで友達に会って泊めてもらったりしましたが、基本的な旅としては全て一人です。だからまあ色々考える事も多かったです。空の上で、雪の積もる山のふもとで、果てしなく続く長い道をひたすら走る車の中で、夜中の地下鉄の中で、大草原のど真ん中で、場末のバーカウンターで、はるか広がる水平線を眺める海岸で、とにかく色々感じそして考えました。それは僕のこれからの人生にとってもものすごく大切な事の数々です。
 
そうやって色々感じ考えた事の数々をこのTALKSHOWINTERNATIONALの場で少し発表します。キッズ&モッズ達、ネットを通して僕と一緒に世界の国へと飛んで行こう!!!僕はそこにいるぞ!!
 
<注>世界中でその時々に書いた文章のため、部分的に内容が重複する所等あるかもしれませんが、その時の気持ちを優先したいのであえそのまま載せています。