TALK SHOW by Yuhi Komiyama

会社の運営とか

自分で会社なんてものを作ってしまったもんだから、なんだか税金がどうしたとか、売り上げがどうしたとか、損益がどうしたとか、、、
「もー、ほっといてちょーだい!!」
てな状況が、少なからず1年に1回はやってくるのです。

会社を作る時に、税理士さんから「会社というのは<法人格>という一つの人格ですから、会社を設立するというのは、言ってみれば1人の子供を作るようなものなんです。ですから、この一つの人格の面倒をしっかり見て育てないといけない訳です!あなたにはその責任があるんですよ!」と、なぜか最初からキツく言われた。

「しまった、、、」
と正直この時思った訳です。

会社作ったら、なんとなく会社が僕の面倒を見てくれるんだろう、と甘~く考えていたのだが
実際は全く逆で、自分で作った会社の面倒を僕が見ないといけない訳です。

全く逆だったんですね
ドテーーー!!

考えてみれば、「会社に入る」というんだったら、ある意味会社という親が、僕の面倒を見てくれると思うんですが、「会社を作る」というのはその全く逆で、会社という子供を自分で育てないといけない訳です。

まあこれは本当に子供作るのと一緒で(まあ会社作る作業は気持ち良くもなんともないが、、、)大きくなるまではしっかり面倒を見て育てないといけないけど、会社が大きくなったら(言うならば大人になったら)今度は老後の世話をしてくれたりする、まさにそういうことなんですね。

しかしまあ、僕はそんな気は全くありませんでしたから、単に自分の事務処理が必要となり、色々な仕事をする上で会社にしちゃった方がいいらしい、、、というだけで会社を作った訳ですから、突然「ちゃんと育てられますか!」と言われても、「いやー、気がついたらデキちゃってただけなんで、、、」と、デキちゃった結婚ならぬ、デキちゃった設立という情けない状況になってしまった訳です。

そんな訳で、気分はもう「パパと呼ばないで!」みたいなもんで、自分の身の回りのことだけでも精一杯なのに、突然『会社』という名の子供の面倒まで見ることになり、大変なことになってるのです。

で、結局なにが大変かってね、仕事自体は楽しくやってるんですが、あの収益がどうとか損益がどうとか税金がどうとか、ああいうのの対応。もうほんと面倒なんで、最初っから国がやってくれよって思うんですよ、そっちが取ってくんだから。
こっちに計算とかさせないでさ、最初から10%でも20%でも引いててもらっていいからさ、そっちで済ませておいて欲しい訳です。こっちが後からなんか色々書類作って提出したりして、それで計算が合ってなかったら脱税とかね、もうそういうのやめて欲しい訳です。

<2014年のあとがき>
これ7年前の2007年の文章ですが、なんかもう単なる愚痴ですよね・・。
でもこの状況ほんとに今でも変わってません。
毎月のように、税金のことやら保険のことやら、なんか色んなお知らせが送られてきて、その都度税理士さんとやりとりをしないといけない。これほんとに今でもストレスです。
この文章を書いて結構経ったあと、税務署から抜き打ち調査みたいのが事務所に来たことがあります。
申告漏れや脱税の調査なんですが、若い税務署員がやってきて、色々質問しつつ2日間くらいうちの事務所に通って書類を調べる。
最初は向こうも疑いつつ色々な質問してきて細かく調べてるんですけど、こっちはとにかく面倒なんで「どこをどう見てもらってもいいんで、ご自由に」ってなって「なんか記載漏れとかあると僕も困るんで、むしろこの機会にしっかり調べてもらえると助かります!」とかって自由にしてもらってたら、こりゃーなんもないなと思ったらしく、すぐに帰って行ってしまいました。
(むしろ一回きちんと調べて欲しかったのに)
だって税務署からの封筒開けるのすら面倒に思ってる人間が、わざわざ脱税とかなんか工作した書類とか作らないですよ、、、そんなの考えるだけでも面倒くさい!