三歩進んで

世の中というか、人というものは、なかなか前に進めないものです。

3歩進んで2歩下がる

ほんと、これの繰り返し。
ほんと、困っております。
なかなか進まない。

何かうまく行ったと思うと、次に必ずミスがある。で、その経験から次はまた先に進めるんだけど、その次にはまた気が緩むのか2歩下がることになる。
そんなのの繰り返しで、いつになっても進めないのです。

しかし例えば着実に毎日2歩進む人がいるとしましょう。
そして毎日3歩進んでは2歩下がる、即ち1歩しか前に進めない人がいます。

この2人を比べると、確実に2歩進む人の方が先に進みますよね。

しかし、経験という意味では3歩進んで2歩下がった人の方が、全部で5歩も歩いてる訳ですから、3歩も多く経験をしてるという事になります。
経験っていうのは後ろ向きも含めての歩数だからね。

もっと極端に言えば、1歩だけ進んだ人と、10歩進んで9歩戻った人は、同じ場所にいるかもしれませんが、経験の量は20倍近く違う訳です。

そう考えると、下がるっていう行為も決して悪いことばかりじゃないんですね。
経験の量が次の1歩を決める訳ですから。

なーんて言うと、3歩進んで2歩下がるというのも悪いもんでもないなと、そう思ってしまいがちですが、話はまだ終りませんよ!終らせません勝つまでは!

3歩進んで2歩下がるのは悪い事ではありません。
おそらくこの3:2の割り合い位で人は進んで行くのでしょう。

しかし、同じ割り合いで進むのでも、1日に3歩進んで2歩下がる人もいれば、その同じ1日で300歩進んで200歩下がる人もいます、その両者では99歩も違うのです!
ここが重要なんじゃないかなと。

つまり、戻る事、ミスすること自体は決して悪いことではありません、それも含めて経験です。
しかし、3歩進んで2歩下がるのか、30歩進んで20歩下がるのか、あるいは3000歩進んで2000歩下がるのか、それによってその人の進み方そして経験が違ってくると。

俺の周りのすごい人達は、人が3歩進んでる間に300歩進んでます。そしてもちろん人が2歩下がる時には、200歩下がる事になります。
これは進む事の努力が100倍なうえに、下がることで受ける痛手もまた100倍ということです。
それはかなりタフなことでしょう、でもそうやって確実に人の100倍の経験をしてるのです。

これからは、戻る事を恐れて1歩ずつ進むんでもなく、3歩進んで2歩下がるんでもなく、300歩進んで200歩下がる!
そういうつもりで行こうかなと。

思ってはいるんだけどねーぇ。