ホームページという遊び

今現在ホフディランのホームページというのは無い訳である。事務所がやっているオフィシャルのページがあるじゃないかと思う人もいるかもしれないけど、あのページはあくまでアロハプロダクションという事務所が所属アーティストを紹介するページであって本当の意味でのホフディランのホームページではない訳だよね。

ホームページというものには大きく分けて2種類あると思う。1つはアロハのページの様にカタログ的に情報を載せるページ、もう1つはページそのものが作品あるいは商品であるようなページだと思う。前者はあくまで様々な情報を掲載するのが目的であって、例えばニューアルバムが出るから買って下さいとかライブがいついつにありますから来て下さいとか、あくまでカタログ的に物事を紹介するページな訳ですね。これはこれでインターネットのホームページとして大切な役割だと思うわけですが、極端な話こういうページはそこに載っている情報が大切なのであってページのレイアウトだとかそのページそのものの面白みみたいのに欠ける場合が多いよね。

その点後者のページは、アメリカの企業のホームページなんかに多いんだけどページそのものが一つの作品みたくなっているから別に情報の更新とかなくても何度も繰り返し訪れたくなる位レイアウトがかっこよかったり、ゲームみたくページそのものが楽しめたりする。アメリカの大企業(例えばマクドナルドとかでもいいんだけど)はホームページを企業のPRとしてちゃんと考えてるから大袈裟に言えばページを企業の顔としてちゃんと作ってるよね、だから細かい情報とかよりもページのデザインとか作りとかそれ自体で自社の理念とか、まあそんなに固い表現じゃなくても要するにセンスを表わしてるんだよね。

ワタクシが提供するこの『computer』というホームページは基本的にはその後者の方に属するものでして、要は僕がホフディランのCDのジャケをデザインしたりツアーTシャツをデザインしたりしているのと同じ様に音楽以外の課外活動の一貫として作っている訳です。だから最新情報満載!!とかよりページのデザインそのものとかを僕の基本概念に従った作りにするって事の方が大切なのですよ。

それは別にこのホームページに限った事じゃないんだけどね、CDのジャケにしても雑誌広告にしても、仕事全般に関して僕は自分の好きな事をやんないと意味がないと思ってるわけ。それは簡単に言えばオモロイ事とかカッコイイ事を常にしていたいわけですよ。そうじゃないと意味がないじゃない、別にやりたくない事やって有名とかお金持ちになってもしょうがないと思うんですよ基本的に。

だから僕の場合直接お金にならない様な仕事が本当に多いんだよね、ライブ開演前のBGM作ったりとかスタッフ用の楽屋パス(よくライブ会場で関係者が首からぶら下げてるやつね)とかまで1日かけてデザインしたりしてるからね。このページもそうだけど、別にギャラとかもらって商売としてやっている訳じゃないんだよね、社会に出ると突然みんなビジネスになっちゃうから何やるんでも「それやるといくら儲かるの?」とか「何の役にたつの?」とか理由がないと出来ない、でもやっぱり面白いこととかカッコイイ事とかってそれだけでやった方がいいと思うわけだね僕は。

そうやって本当にやりたい事をやってるといずれ必ずそれを分かってくれる人達が寄ってくるんだよね、でもってそういう大袈裟に言うと絆みたいなものってすごく大事なんだよね。おんなじ音楽が好きでユーモアのセンスとかも同じでとかそういう人達が集まってきたら、別にお金とか絡まなくてもとりあえず面白いじゃない。仲間で好きな音楽やってドリフの話してかっこいいデザインやってって感じでやれてけたら、別にお金貰わなくたってとりあえず良いよね。だから今はとにかく好きな事をやってそういう仲間とかコミュニティーみたいのを確立していく方が大切だと思っています。だからこのページもホフファンの人だけが喜んでくれるホフの情報とかそういうのより、僕自身が楽しくやりたい事をやった方が良いでしょう、良いde賞!。だから最新情報!!とかより、やっぱりデザインをかっこ良くとかバカらしい情報満載!!とかの方が良いでしょう。

そんな訳でこのページは正に僕の趣味のページという感じでほのか〜に行くでしょう、行くde賞!。