コロナ前年の2019年、ホフディランの活動の合間を縫って、私はソロ・ツアーにも精を出しておりました。
ソロ・ツアーと言っても、1人で旅した訳ではなく、最高のバンドが一緒でした。
ベーシストは巨大フェスでトリを務めるような有名スター。
ドラマーもかつての甲子園の貴公子と同姓同名の有名プレイヤー。

ですので『ワタナベイビーとそのバックバンド』というような呼び方をするには異論があります。
かと言って『オールスターバンド』か？と聞かれると、そんな大層なものではなく、あくまでも『ただのバンド』です。ちなみに、いまだに明確なバンド名もありません。

当初はそれこそ『GOLDEN BABY TOUR』と銘打って、私のソロ・アルバム『GOLDEN BABY』を物販で売る！そのためのライブをやる！という目的で結成したバンドでしたが、だんだん旅の目的はベーシスト主導の『2泊3日ラーメン10食強行ツアー』へと変貌して行き、最終的には『ドラマー骨折ツアー』にまで発展して行きました。

このツアー経験によって、ホフディランの活動にもより気持ちが入りました。
全員にとって副業バンドではありましたが、プラス作用ばかりを全員にもたらしてくれました。

そんな最高のバンドも2019年のクリスマスライブを最後に、新型コロナウイルスの影響を受け、事実上の活動休止、空中分解状態に陥ることを余儀なくされてしまいました。

私の場合は、ひとまず配信ライブを手探りするのに精一杯な2020年でしたが、先日の『スマイルで始める2021』の成功で、ホフディランとしての確実な手応えも持つ事が出来ました。

そして、そうこうしているうちに、また毎月恒例の配信ライブの日程が迫ってまいりました。
『そろそろ、あのバンドを再構築しても良いのではないか？』という天の声が聞こえてきた気がします。

まずはベーシストと一緒にプレイして（あまりに心許なければアシスタントでも入れて）、次はドラマーと一緒にやって、最後は全員集合して、可能だったら共同プロデューサーにも来て頂いて、ついにバンドが完成する！という、壮大なる『バンド再構築編・4ヶ月シリーズ』を行なってみようと考え至ったのでありました〜〜！