笑えるミュージシャン

喋りにしろキャラそのものにしろ、ミュージシャンが『面白い』というのははたしてどうなのか?ちょっとそんな事を考えてました。
 
というのも、この間ラジオに曽我部君がゲストで来てくれたんですが、そん時にちょっと曽我部君が面白い瞬間があったんですよ。なんでもない瞬間ではあったんだけど、この人ユーモア分かってるよな!って分るような瞬間があった訳。
 
俺は昔からそういう曽我部君をすごく好きで、最近は曽我部君ももうちょっとヒューマンぽいというか(もちろん昔からヒューマンですが、、、)けっこうホームページなんかでは真面目な話が多いんですよね。
べつにかっこつけてそうなってる訳じゃなく、子供が出来たりして自然とそうなってるんだろうけど、やっぱり昔よりはバカやってないというか、良い人間という感じが強くなってるけど、ラジオで久しぶりに会った時にその曽我部君の純粋に面白い面が一瞬見れて、「ああ、この人やっぱり面白い人だなあ」と思って嬉しかったんですね。
 
最近さあ、なんかミュージシャンは真面目というかしっかりしてなきゃいけないみたいな風潮がちょっとあるでしょ。
 
真面目というのでもないんだけど、いわゆる世間的な意味での『面白い』というのはお笑い芸人さんであって、ミュージシャンはもうちょっとロックじゃなきゃいけないみたいな。
俺が学生の頃って、スチャダラとか電グルとか、純粋に面白いミュージシャンが沢山居て、ミュージシャンが『面白い』ことが全然かっこ良かったんですよね。
 
というか、いまだに楽屋とかで話すとミュージシャンみんなオモロイんですよ、会話とか普通に。ステージ上のパフォーマンスがとかじゃなくて、純粋に会話とか人が面白いのね。
 
でもなんかいざ表に出ると真面目だったり、がんばってる感がないといけないみたいな風潮あるでしょ。俺とか見てて「この人、楽屋の方が全然面白いのになあ。。。」とか思うんだよね。
 
まあミュージシャンだからべつに『面白い』必要はないですよ、演奏がかっこ良ければいいですよ実際。
ただビートルズ(あるいはそれ以前?)から脈々と受け継がれてるものとして、ミュージシャンってすごくユーモアがあって、すごく気軽に面白いあんちゃんだったと思うんだよね。
ほんとビートルズとかかなりのアホというか、どんなに大物になっても、どんなに名曲を産み出しても、絶対そこにユーモアを兼ね備えてるんですよね。
それもちょっとしたユーモアとかいうレベルじゃなく、かなりバカな事とかやってる訳ですよ。
 
なんか最近、ミュージシャンもそこら辺もっと普通に出していいんじゃないかな?って思いますね。
ただもちろん本職のお笑いではありませんから、面白くない時あっても良いと思うんですよ、真面目に語りたい時は真面目に語っていいだろうし、MCだって喋る時と喋らない時あっていいだろうと、あくまで基本は音楽ですから。
ただ面白い時はそのままそれ出していいんじゃないかな?と。
意外とそこら辺、気さくなオモロイあんちゃんで良いんじゃないの?と、ミュージシャンなんて。