TVとコンピューター

最近明らかにコンピューターの前に座っている事が多くなってきてる。別にデザインをしてるとかネットをやってるとか、そういうはっきりした目的がある訳でもなく、なんとなくコンピューターの前に座ってるんだよね。
 
要はコンピューターがどんどんTV化してる訳ですよ、自分の中で。TVって大抵どこの家でも居間にドデーンってあってさあ、みんなとりあえずTVの前に座って、とりあえずつけたりする訳じゃん、別に特別観たい番組とかがある訳じゃなくてもね。随分前にも書いたけど、TVが各家庭に一つしかなかった時代って、TVを観るという訳ではなく、TVの前に集まるって事によって家族全員がコミュニケーションを取ってた訳だよね。そういうなんつーの待ち合わせ場所でもないけども、みんなが集まる場所っていう役目をTVが果たしていたと思うのだね(それは街灯テレビの時代からね)。
 
最近なんかすっかり僕の中ではそれがコンピューターになってるんですよ。なんとなくコンピューターの前に座って、なんとなくコンピューターつけて、なんとなくまた消すっていう連続。
 
ただこの場合家族全員がコンピューターの前に集まるとかってない訳じゃん。コンピューターって基本的には一人で作業するもんだしね。そうすっとさあ、明らかにこれからのコミュニケーションの在り方って変わってくると思うんだよね。TVの前にみんなが集まるのではなく、コンピューターの前に各々座って、そのコンピューターを通してオンラインでみんなが集まるみたいな形になってくと思うのだね。
 
まあそれが果たして良いのかどうかは分りませんが、だんだんそうなっていく気はマジでしますね。TVってさあ、みんなが集まる要素にはなるけど、逆にそっから先へは行けない訳じゃん。同じ番組を観てる他の家庭とつながるかっていったらそれはない訳でしょ。でもコンピューターはみんながその前に集まる訳じゃないけど、その分その先の場所でそれこそ海外にいる友達とでもつながる事が出来る。だからまあTVとコンピューター、どちらにも得意なとこと不得意なとこがあるという事でしょうな。
 
昔のマンガを読むと、なんか未来って必ずすごい人工的な世界になってて、ロボットが仕事してたり、あるいはロボットが反乱して人を殺したりとか、なんかすごい分かりやすい世界でさあ、読んでても「言いたい事は分るけど、それ極端じゃね?」って言いたくなるような物が多いんだけど、なんか最近なにげに本当にそういう世界になってきている気がします。
 
なんかすごいスピードでライフスタイルが変わって行ってる気がして、最近ちょっと怖いんだよね。例えばさあ、もうみんな他人の電話番号とか全然憶えてないじゃん最近。携帯でもコードレスでも大抵アドレス機能とかが付いててピピピッピってやればかかっちゃうから、全然番号憶える必要ないんだよね。これってすごく便利だと思うけど、なんかでそれが消えっちゃったりするとホント大変なんだよね。昔だったら憶えてないまでも紙に書いたりしてたから、それが全部なくなるってそうはなかったけど、今はそこを機械のメモリーに頼ってる訳だから、なんかで全部飛んじゃうってある訳じゃん。これ大変だよ!!俺の友達も一度なってたけど、もう一気に友達減ちゃう訳でしょ!!
 
自分の携帯にしかその人の番号がないみたいな事ってけっこうあるからさあ、それなくなったらもう全然連絡取れない=友達のつながり終了!!って事になるんだよね、極端な話。つまりさあ、昔は頭や心の片隅に友情として記憶されていた人が、今は携帯のメモリーの片隅に番号として記録されてる訳ですよ。だからそれが消えたらその時点で友人としてのつながりもなくなっちゃうんだよね。怖い怖い
 
さてさてそんな事を言いながらも結局僕は今もこうしてコンピューターの前に座って、かちかちかちかちキーボードを打ってる訳ですが。こりゃー未来はすごい事になってるかもね、マジで。とても楽しみだけど、ちょっと最近本気で怖いんですよ、コンピューターというやつが何をしでかしていくかを考えると。それこそこのホームページが反乱をおこして作者の俺を殺すとかね!!そんな時代がくるかもね。その前に廃止してやるぞ!!このヘボコンピューターめ!!