著 者: 小宮山雄飛
定 価: 1600円+税
判型・頁数: B5・112頁
発 売: 2016年6月20日
発 売: 朝日新聞出版
小宮山雄飛です
このたび、カレーのレシピ本を出すことになりました。
実は僕自身、最初にこのお話をいただいた時はちょっとびっくりしました。
ご存知のとおり、僕はカレーが大好きで、カレー本を出すのも夢だったのですが、1冊目に出すとしたら、それはおそらく僕が美味しいカレー屋さんを紹介する、グルメガイドみたいなものになるだろうと思っていたからです。
ところが、いただいたお話は、カレーのレシピ本でした!
外で食べるのと同じくらい自分で家で作るのも好きなので、ぜひ!とお受けしたのですが、ふと考え、僕が作るならただのレシピ本ではしょうがないな、と思いました。
というのも、カレーマニア=カレーのレシピ本マニアでもある僕は、日本で出てるカレーレシピ本はかなり集めてるんですね。
僕のカレーの師匠でもあるスパイス伝道師・渡辺玲さんの分かり易いレシピ本『スパイスの黄金比率で作る はじめての本格カレー』から、東京カリ~番長・水野くんが徹底的にカレーを突き詰めた『カレーの教科書』まで、どれも素晴らしい本ばかりで、ぶっちゃけ純粋にカレーの作り方を知るという意味では、もう出尽くされてると言ってもいいでしょう。
そんなところに、プロでもない僕が同じようなレシピ本を出してもしょうがないだろうと。
では、僕だったらなにができるだろう?
そう考えて行きついたのが
「カレーの楽しさを伝える」
ということでした。
この本を読んで
カレーにそこまで興味がない人が「カレー作りってなんか面白そうだな」とか
自分で料理をしない人が「こんな簡単なら家で作ってみようかな」とか
カレー作りの楽しさが伝わる本になったらいいなと。
なので、レシピ本としてはかなり多めにコラムが入っていたり、渡辺玲さんとのカレー対談が入っていたり、レシピ以外に僕が使っている食器の紹介ページがあったり。
実際にカレーを作らなくても、キッチンに置いてあったらなんとなくワクワクするような、そんな本に仕上げました。
レシピもいわゆるインド風カレーだけじゃなく、カレーチャーハンにカレースパゲティ、SNSでアップしたら大好評だったカレーホットサンドなど、創作的なカレーの楽しさも、ぎゅっとこの1冊に詰まってます。
さあ皆さんも、この本を片手に最高に楽しいカレーライフを送ってください!
小宮山雄飛